2006年3月23日木曜日

発達心理学会

先週は2回も東京に出張したので、ずいぶん久しぶりのアップになりました:-!


3月20日から22日まで、発達心理学会に出席してきました。今回は、恩師である九州大学の丸野俊一先生が大会長をされており、久しぶりに福岡の地を訪れることになりました。


発表としてはポスター発表の他に、大学院時代の恩師の南博文先生が企画・司会されたシンポジウムに質問者、丸野研究室の先輩である藤田豊先生が企画・司会されたシンポジウムに話題提供者として登壇させてもらいました。前者のシンポジウムはアフォーダンスの概念に関するもので、後者は発達の足場作り(scaffolding)に関するものでしたが、どちらのシンポジウムでも障がい支援の観点から発言させてもらいました。


発達心理学会は議論好きの方が多いので、互いに疑問に思ったことは率直に表明する風土があります。なので、必然的にディスカッションの時間(懇親会を含め)は非常に白熱しました。その中でも、収穫だったと思うのは、常に保健医療福祉分野や工学分野の専門職と密接に協働している立場と、そうでない立場(主に心理学他の文系で研究・活動している立場)とでは、発達観はもちろん、実践や研究に対するアプローチが大きく異なることに改めて気がついたことです。


詳細はまた別の機会にするとして、こうした差異をいかにして埋め、立場の違う人達とコラボレートしていくかを、次回以降の学会でワークショップを企画しディスカッションできたらおもしろいかなと考えつつ、久々の福岡・北九州の夜景を楽しみながら愛車で帰路につきました。

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