2006年3月7日火曜日

マイクロソフト社製品のアクセシビリティ

カーリーが使用するパソコンの多くは、これまでのブログからもわかるように「シビれる」Macです。


実をいうと、カーリーが学生時代に初めて買ったパソコンは、IBM社のPS/V VisionというWindowsマシンだったのですが、大学院入学と同時にMacに移行しました。Macを使い始めたきっかけは、大学院時代の指導教官がMac使いだったことや、当時の障がい支援ソフト(Ke:nx等)の多くがMacでしか動かなかったこと、プレゼンソフトや動画処理ソフト、教育分野の学習支援ソフトが豊富だったことです。


今でもセキュリティに関しては、WindowsよりもUNIXをベースにしたMac OSの方を信頼していますし、画像・動画処理等のグラフィカルな作業に関してはMacの方が操作しやすいと信じています。そしてなにより、ハード・ソフトともにデザインがよい!


ただ、最近はWindowsのみに対応した障がい支援ソフトが増えてきていますし、障がい当事者でも、圧倒的にWindowsユーザが多くなっています。また、コンピュータのアクセシビリティに関しては、近年マイクロソフト社が力を入れています。マイクロソフト社のアクセシビリティに関するホームページには、各障がいに対応したOSやソフトの設定方法、支援機器、事例が紹介されています。また、特定非営利活動法人e-AT利用促進協会と、障害者へIT利用支援のできる人材育成のためのIT研修(障害者のIT利用支援のためのUPプログラム)を全国で共同開催する等、人材育成の活動も活発に行っています。


広島大学はマイクロソフト社と協力関係を築き、昨年「アクセシビリティ・サマーキャンプ」を開催しましたし、報道発表によると、今年4月からアクセシビリティリーダー育成カリキュラムを開催するそうです。


愛媛大学も障がい児・者の就学には力を入れているわけですから、できればマイクロソフト社等の学外組織と協力関係を作り、学内のバリアフリー、ITサポートのレベルアップを図りたいなぁと一人思う今日この頃でした。

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