2010年11月5日金曜日

DO-IT Japanにて,大学生リーダーを募集しています

====================
大学生リーダー募集!
====================
どんな社会にしていきたい?様々な障害や病気をもつ仲間と徹底的に議論しよう。


DO-IT Japanでは、共に活動する大学生リーダーを募集しています。
DO-IT Japanは、12月に大学生リーダー研修を開催します。
バラエティに富んだプログラムを用意して、皆様の参加をお待ちしております。
多くの方からのご応募を心よりお待ちしております。



プログラム
・ 「聴く」ということの重要さを再認識する。
・ 「周囲と折り合い、作品を作り上げる力」をモノ作りのプロに学ぶ。
・ ロールプレイを通して、「立ち位置の違いからの視点」について考える。
・ ATACカンファレンス 2010(※1)にご招待。最新の情報や技術を知り、身につける。
・ リビングライブラリー(※2)で、自らの経験について語ってみよう。
・ リビングライブラリーに「生きている本」として参加されている方々との食事会を通して、多様な価値観について考える。



冬季大学生リーダー研修 開催案内
日  程:12月10日(金)~12日(日)
会  場:京都国際会館(〒606-0001 京都市左京区宝ヶ池)
宿泊場所:京都市内のホテル(DO-IT Japanが用意します)
対  象:障害のある、あるいは病気による困難を抱える大学生
(障害・病気の種類や程度は問いません)
募集定員:10名程度
参加費用:交通費、食費、保険料
(宿泊費はDO-ITが全額補助いたします)




[応募について]

応募期間:2010年11月8日(月)~14日(日)(当日消印有効)
選考結果送付:2010年11月19日(金)以降にメールにてご連絡します

<FAQはこちら>
Q1)DO-IT Japan のスカラー出身ですが、応募する必要はありますか?
A1)はい。冬季大学生リーダー研修に参加するには、応募し、選考を通ることが必要です。


Q2)私は軽度の障害をもっているのですが、参加資格はありますか?
A2)はい。障害や病気の種類や程度は問いませんので、ぜひご応募ください。


Q3)障害の特性上、介護者が必要です。
介護者はDO-IT Japan事務局で手配していただけるのでしょうか。
A3)いいえ。介助者につきましては、各自で手配をお願いいたします。
ただし、介助費用につきましては、事務局へご相談ください。


Q4)12月10日(金)は平日のため、大学の講義があります。
授業を休むことを担当教員に説明するために、
DO-IT Japanで何らかの証明書を発行することはできますか?
A4)はい。希望者にはDO-IT Japan参加証明書を発行いたします。
事務局へお申し出ください。


Q5)リーダー研修に参加したことで何かの役割を負わなければなりませんか?
A5)はい。DO-IT Japanの理念を十分に理解し、DO-IT Japanと共に、
合理的な配慮を得られる社会にしていくために活動をしていくことが求められます。
具体的には、冬季及び夏季プログラムやDO-IT Japan企画、
年間を通じてのオンラインメンタリング(インターネット上での助言・相談)等へ
積極的に参加していただくことが求められます。

※ 1 ATAC(エイタック)カンファレンス 2010とは
 障害のある人や高齢者の自立した生活を助ける電子情報支援技術(e-AT)とコミュニケーション支援技術(AAC)の普及を目的に1996年以来毎年開催されています。専門家のセミナー、実践紹介、ユーザ自身による発表、障害疑似体験、世界の最新動向紹介など約80のセッションを自由に選択して学べるカンファレンスです。
 初心者にも分かりやすい基礎的な内容から、少し専門的なところまで具体的にお伝えします。また、展示会では、国内外の多くのe-AT関連企業・団体が参加しており、参加者がじっくり機器に触れて試していただけます。
 これまでの参加者は、障害の ある方や高齢者、そしてそのご家族、教師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、施設指導員、看護師、ヘルパー、福祉機器販売関係者など様々です。
 セミナーだけでなく、展示あり、ライブショーありの自由な雰囲気の楽しい会です。ただ聞くだけでなく気軽に講師とも話し合える場でもあります。
ATACカンファレンス ホームページ


※ 2 リビングライブラリーとは

 リビングライブラリーは、2000年にデンマークで始まった試みです。この図書館では、ホームレスや障害者、薬物依存症からの回復途上者、セクシャルマイノリティなど、様々な当事者が「生きている本」として30分間貸し出されます。「生きている本」と読者とのマンツーマン、あるいは小グループでの直接対話を通して、読者の「こころのバリア」や「固定観念」に気づいてもらうことを目的としています。
リビングライブラリー ホームページ

2010年9月20日月曜日

ゼミ用Twitterを追加しました

最近,Twitterでの「つぶやき」の方が多くなってきたので,ゼミ用Twitterが見られるようガジェットを追加しました。
カーリーの個人用IDもあるのですが,ラボのブログなので,ゼミ用IDではイベント等についてつぶやきます。

2010年5月20日木曜日

DO-IT Japan 2010開催のご案内

毎年,カーリーもスタッフとして参加している,障がいや病気に縁る困難を抱える若者の大学進学・キャリアアップを支援するプログラム(DO-IT Japan:ドゥーイット ジャパン)が,今年も開催されます。
5月17日より参加応募が始まりましたので,ご案内申し上げます。


======================================
障害や病気による困難を抱える若者を大学に
「DO-IT Japan 2010」 開催のご案内
2010年8月4日(水)-8月8日(日)
======================================

DO-IT Japanは、障害のある、あるいは病気を抱えた若者たちに、それぞれの困難を補うテクノロジーを紹介・提供し、若者たちの大学進学や将来の就職といった本人の希望の実現をお手伝いします。

大学進学をお考えのみなさま、DO-IT Japanプログラムへの参加を通して、障害や病気による困難を抱える仲間たちとともに、あなた自身の将来について考えてみませんか?

今年、DO-IT Japan 2010では、以下の3つのプログラムを開催いたします。
 ・ 高校生・高卒者向けDO-ITプログラム
 ・ 小学生・中学生・保護者向けDO-ITプログラム
 ・ 大学生向けDO-ITプログラム

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

======================================
DO-IT Japan 2010 プログラム
======================================
●○●【高校生・高卒者向けDO-ITプログラム】●○●
高校生・高卒者を対象としたDO-ITでは、5日間のプログラムが設定されています。
プログラム期間中、参加者は親元を離れ、他の参加者とともにホテルに宿泊しながら、
大学や企業で講義を体験し、社会で活躍している、障害のある先輩と交流します。
プログラム終了後は、インターネットを通じて先輩や専門家がアドバイスをするなど、参加者を継続してサポートします。
そして、これらの取り組みを通して、参加者が進路について自分自身で考え、選択する力を育んでいきます。

開催日時: 2010年8月4日(水)~8月8日(日)
場所: 東京大学先端科学技術研究センター
対象: 大学進学を目指す、障害のある、あるいは病気を抱えた高校生、高卒者
(学年・障害・病気の種類や程度、希望大学は問いません)
募集定員: 約10名
参加費用: 各参加者にパソコン、必要な支援機器が提供され、宿泊費が補助されます
(宿泊費・食事代として25,000円程度ご負担いただきます)

・応募の流れ
 応募受付:2010年5月17日~6月4日(当日消印有効)
 選考結果郵送:2009年6月14日以降

・応募方法
 応募用紙をウェブサイト上でダウンロードし、
 必要事項を記入後、DO-IT Japan事務局へ郵送してください。

※ 詳しくは、DO-IT Japan ウェブページをご覧ください。
[→] http://doit-japan.org/

●○●【小学生・中学生・保護者向けDO-ITプログラム】●○●
〈小学生・中学生へのDO-ITセミナー〉
小学生・中学生を対象としたDO-ITでは、かっこいい支援機器にさわったり使ったりするなど、先進的なテクノロジーを体験します。
また、DO-IT Japanや社会で活躍する、障害のある先輩の講演会を聞いたり、一緒に昼食をとったりして、交流を楽しみましょう。


〈お父さん・お母さんへのDO-ITセミナー〉
保護者の皆様へは、まず、障害学生の大学進学および配慮に関する現状について報告します。
また、専門家による相談会を開催しますので、お子様の進学に向けて悩んでいることや準備すべきことを相談してみてはいかがでしょうか。
また、障害をもって社会で活躍する講師による講演会もございます。

開催日時: 2010年8月7日(土) 11:00~16:00
場所:東京大学先端科学技術研究センター
対象:大学進学を目指す、障害のある、あるいは
病気を抱えた5年生以上の小学生・中学生・その保護者(障害・病気の種類や程度、希望大学は問いません)
募集定員: 約20名
参加費用: 弁当代として一人1,000円

・応募の流れ
 応募受付:2010年5月17日~6月4日(当日消印有効)
 選考結果郵送:2009年6月14日以降

・応募方法
 応募用紙をウェブサイト上でダウンロードし、
 必要事項を記入後、DO-IT Japan事務局へ郵送してください。

※ 詳しくは、DO-IT Japan ウェブページをご覧ください。
[→] http://doit-japan.org/

●○●【大学生向けDO-ITプログラム】●○●
大学生を対象としたDO-ITプログラムでは、DO-IT Japan企画 一般公開シンポジウム「障害を説明することで変わり始めた入試制度(仮題)」へ参加し、日本における大学入試や大学入学後の支援に関する現状について、ご報告します。

全国から集う、障害のある、あるいは病気を抱える学生と共に、大学入試における配慮のあり方や、現代社会のバリアフリー化に
ついて語り合ってみませんか?

開催日時: 2010年8月7日(土)
場所: 東京大学先端科学技術研究センター
対象:障害のある、あるいは病気を抱えた大学生・大学院生(学年・障害・病気の種類や程度は問いません)
募集定員: どなたでもご参加いただけます(※予約が必要です)
参加費用: 無料

・予約受付:2010年7月15日~8月3日
・予約方法
 事前参加予約をメールまたはFaxにて、
 お名前・人数をお書きの上、
 ご予約をお願いいたします。
(特に書式等は設けて おりません)

※ 詳しくは、DO-IT Japan ウェブページをご覧ください。
[→] http://doit-japan.org/

■■■〔お問い合わせ〕■■■
DO-IT Japan 事務局
〒153-8904 東京都目黒区駒場4-6-1
東京大学先端科学技術研究センター バリアフリー系
電話 : 03-5452-5490
ファックス : 03-5452-5490
メール: info@doit-japan.org

[DO-IT Japan 2010]
 主催:DO-IT Japan
 共催:ソフトバンクモバイル株式会社、富士通株式会社、マイクロソフト株式会社
 協力:沖電気工業株式会社、他(複数の企業・団体に協力依頼中)

2010年5月2日日曜日

iPhotoがiPhoneをデバイスとして認識してくれない問題

数日前から,iPhotoがiPhoneをデバイスとして認識しなくなってしまいました。
iTunesとは同期ができているので,最低限の同期とバックアップは可能ですし,iTunesを通してiPhotoの写真データをiPhoneに同期させることもできています。しかし,iPhoneで撮った写真をMac側に吸い上げることができないので,どうしたものか悩んでいました。

フリーソフトの「iPhone Explorer.app」を使うと,JailBreakしていないiPhoneやiPod touchの中身をある程度操作できるということなので,「DCIM」フォルダをバックアップ→必要な写真データをiPhotoに送る→iTunes経由で同期,という方法もあるのですが,非常に手間がかかるので,なんとかiPhotoで認識させたいところです。

Googleで「iPhoto iPhone 認識しない」等と入力して検索すると,かなり頻繁に起こっている問題のようでした。
他の方も色々試してみたようですが,対処療法的なので,特定の方法で改善するわけではないようです。

以下,試してみた方法と結果をまとめておきます。
私のiPhoneの場合,5の手続きで,ようやくiPhotoに認識されるようになりました。

1.「iPhoto Library」の「iPod Photo Cache」を削除
 「ピクチャ」内の「iPhoto Library」を「control」キーを押しながらクリック(もしくは右クリック)し,「パッケージの内容を表示」を選択します。すると「iPhoto Library」の内容が表示されるのですが,その中の「iPod Photo Cache」というフォルダを削除します。
 その後,iPhoneとiPhotoを再起動し接続しなおすと,デバイスとして認識されるようになるということだったのですが・・・残念ながら,私のiPhoneは認識されませんでした。

2.iTunesから「復元(工場出荷時に初期化)」し,システムの入れ替え
 やはり数日前から,電波状態が悪いはずはないのに圏外表示になっていたので,iPhone OSが不調なのかと疑い,工場出荷時に初期化し,iTunesのバックアップデータを使って,アプリやデータを入れ直しました。これでiPhotoにも認識されるかと思いきや・・・相変わらず認識されません。

3.「イメージキャプチャ.app」でデバイス認識
 Mac OSにデフォルトでインストールされている「イメージキャプチャ.app」を使って,iPhoneをデバイスとして認識されるという方法が紹介されていたので,試しに「イメージキャプチャ.app」を起動してみましたが,iPhoneをデバイスとして認識してくれず,失敗しました。

4.「iPhone」の「設定」→「一般」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」
 理由はよくわからないのですが,上記の手順でiPhone側のネットワーク設定をリセットすると,iPhotoで認識可能になったとのことですが・・・残念ながらやはり認識されませんでした。

5.「iPhone Explorer.app」で「DCIM」をバックアップ後,削除
 注意:この方法では,iPhoneの写真データが消えてしまうので,必ず「DCIM」のバックアップを取ってから作業しましょう!
 「iPhone Explorer.app」でiPhoneの内容を表示させ,「DCIM」をMac側にコピーし,バックアップをとります。
 次に,「iPhone Explorer.app」上で「DCIM」をクリックし,「Delete」ボタンを押して削除します。
 この作業が終わったら,iPhoneを再起動させます。
 iPhoneの写真データは空の状態になりますが,iTunesはもちろん,iPhotoとイメージキャプチャ.appでもデバイスとして認識されるようになりました。
 どうやら,「DCIM」内のデータベースファイルの類が破損していたのかもしれません。

 手間暇かかりましたが,なんとかiPhotoに認識されるようになり,付加的にシステムを入れ直したことで電話状況も改善されたようなので,一応満足できる結果になったと思います。

2010年4月27日火曜日

DO-IT Japan 2010の開催案内

障害のある,あるいは病気を抱えた高校生・高卒者のための 大学体験プログラム(Disabilities, Oppotunities, Internetworking, and Technology; DO-IT:ドゥー・イット)の2010年度大学体験プログラムの開催が決定しました。
プログラムの詳細,募集要項等は,以下のアドレス(DO-IT Japanのホームページ)を参照してください。
DO-IT Japan 2010の開催案内のページ

以前のブログでも紹介したように,今年度から小学生から大学生までに対象が広がり,大学進学や将来の就職等といった本人の夢・希望を実現するお手伝いをする予定です。
愛媛県からも,多くの募集があることを期待しています。

駐車場問題への大学側の対応

駐輪スペースと駐車スペースの写真:改善後
先日,「悲しい現実」というタイトルで,学内の駐輪問題について触れました。
その後,学内の意見箱にも同様の書き込みをしたところ,数日後に改善が見られました。
具体的には,駐輪スペースと駐車スペースの間に柵とロープが設けられ,スペースが明確に分けられました。
また,時間帯によっては,事務の方2名が,駐車場で監督をされています。

これで,駐輪違反はほとんどなくなりました。
空間の機能を明確にしたので,今後はおそらく元の状態に戻ることはないだろうと思いますが,監督者がいなくても維持されることを願っています。

2010年4月14日水曜日

悲しい現実



年度末でピークを迎えた学内の工事もほとんど終わり,新入生も迎えて,新年度がスタートしました。
毎年行われる工事は「改善」を目標に行われるはずが,残念ながら「改悪」になった所も少なくありません。

その一つが,法文学部の前にあるスペースです。
以前は駐車場でしたが,学内の区画整理に伴い,駐輪場と障がい者等優先の駐車場になった「はず」でした・・・

しかし,現実は,駐輪違反によって障がい者等の優先駐車場が埋め尽くされ,時間帯によっては全く駐車場にアクセス出来ない状態になってしまっています(写真参照)。

当然,駐輪違反をする側にも問題はあります。厳罰化による徹底という案も出るかもしれません。
ただ,駐輪ができる環境を作ってしまった大学側にも問題があります。
「ヒトは決められたルールを守るものだ」という性善説に基づいたアプローチでは,こうした失敗例が出てしまいます。
「ヒトは状況・環境によってはルールを守らないものだ」という前提に基づき,違反しにくい環境や状況を作る必要があるでしょう。
今回の例でいえば,駐輪場と駐車場の間に敷居を設けるか,スペースと機能を一対一対応させるか(駐輪場は駐輪場,駐車場は駐車場に分離する)すれば,防ぐことができたはずです。

こうした物理的環境が人間の行動に影響を及ぼす方略は,環境心理学的なアプローチといえます。
残念ながら,環境心理学的アプローチは日本ではあまり知られていませんが,ルールづくりよりも効果的であることが多々あります。
(防犯面では,最近よく用いられるようになっていますが。)
本学も含めて,日本において,より理解と実践が進むことを願ってやみません。

2010年3月31日水曜日

教科書の利用について

毎年,この時期になると,大学でも新学期に向けて教科書を指定し,学生に購入を促します。
ちょうどタイミング良く,教科書の扱いについて,今朝の日経新聞に以下のような記事(一部を抜粋)が載っていました。
教科書が厚くなった要因には、繰り返し学習や発展的学習の重視に加え、新指導要領が「○○は扱わない」などと学習内容を細かく制限していた“歯止め規定”を廃止したこともある。
 このため文部科学省は「指導要領を守ることと、教科書の内容を全部教えることは別の話。実態に合わせ中身を取捨選択してほしい」と話す。だが、学校からは「授業で全内容に触れないと、必ず保護者から苦情が出る。教員が板挟みになる」(東京都内の公立小学校長)と不安の声も出る。
 欧米の教科書は関心を持った子供が自習できるよう内容が盛りだくさんだが、すべてを教室で教えてはいない。「教科書を教えるのではなく、教科書で教える」といわれるが、機械的に教えるだけの教員や、記載内容をすべて教えてもらわないと気が済まない保護者は、早急に「教科書観」を転換する必要があろう。(2010年3月31日付,日本経済新聞,編集委員 横山晋一郎 氏)引用元の記事

「教科書を教えるのではなく,教科書で教える」という点は,重要ですね。
毎年,学生には「教科書は辞書であり,参考書である」とも伝えています。あくまで,教科書の内容を網羅するのではなく,教科書をファーストステップとして学習を拡げる,理解を深めることが大切だと思います。
記事の中にもあるように,学生も教員も保護者も「教科書の内容を網羅したから安心」という感覚は捨てて,「教科書を使って何を学んだか,どのような学びを提供できたか」と省察を深めることができれば,実りの多い学習になっていくだろうと思います。

当然,大学だけではなく,小中学校,高等学校の教科書についても同様だと思います。

2010年3月22日月曜日

自転車の交通安全について

カーリーは,自動車も好きですが,自転車が大好きです。
今まで,ロードレーサーをはじめ,何台もの自転車に乗り継いできました。
自転車が好きであればあるほど,自分も他の人も安全にサイクリングやトレーニングを楽しむことができるように,日頃から交通ルール遵守を心懸けています。

一方で,交通ルールを守っていない自転車乗りを見ると,悲しい気持ちになると同時に憤りを感じます。

ただ,交通ルールを守る・守らないの前に,自転車乗りが守るべき交通ルールそのものを知らない人が多いのかな,とも思います。

そこで,警視庁のHPを参照しながら,自転車に乗る時に知っておくべき最低限のルールをまとめておきます。
1.自転車は車道が原則,歩道は例外
 ・自転車は軽車両です。歩道と車道の区別のあるところでは,車道通行が原則です。
2.車道は左側を通行
 ・右側走行は禁止されており,取り締まりの対象になります。
3.歩道は歩行者優先で、自転車は車道寄りを徐行
 ・歩道で自転車が歩行者にベルを鳴らし,自分のために道をあけるよう促すのも「歩行者通行妨害」で取り締まりの対象になります。
4.安全ルールを守る
 ・飲酒運転,二人乗り,傘さし運転は禁止されています。
 ・携帯電話を使用しながらの走行も禁止されています。
 ・「並進可」標識のある場所以外で並進(2列で走行)は禁止されています。
5.子どもはヘルメットを着用
 ・子どもにヘルメットをかぶらせることが,保護者の責任になります。

自転車の交通安全に関する,警視庁のホームページ

公道で適用される法律は,大学内でも適用されます。
自転車の事故でも,死傷者を出す重大な事故につながることが多々あります。

みんなが安心して気持ちよく生活できるまち・大学を実現するためにも,自転車利用者はきちんとルールを理解し,遵守を心懸けてもらいたいものです。

2010年3月8日月曜日

講演予定

伊予市障害者相談支援充実・強化事業「障害者とともに生きる町づくり(講演会)」にて,「障がい者(児)を理解するために」と題して講演することになりました。

地方都市では,発達障がい(LD,AD/HD,広汎性発達障がい等)や知的障がいのある方達をサポート体制にのせることができていない現状があります。その背景には,地域社会の障がい理解が十分でないこと等があります。
今回は,地域の様々な方達に,障がいについて疑似体験も織り交ぜながらわかりやすく解説し,社会の中で障がいのある方達が生きていくために必要な支援(人的・物的・制度的)について紹介しようと思っています。

日時:2010年3月15日(月)18時30分から20時30分
場所:伊予市中央公民館第1会議室

2010年1月18日月曜日

サーバ復旧

2008年12月29日に、愛媛大学城北キャンパスで工事のための停電がありました。
その影響で、うちの研究室のサーバもダウンしていました。
年末年始は建物に入ることができないので、「しょうがないなぁ、年始に復旧させよう」と思っていました。


ところが・・・
なんとサーバそのものが壊れてしまっていました。
年初めから、大きな課題を突きつけられたわけです。

で、マシンそのものが壊れたので、データも全部壊れたかと思っていたのですが、分解してハードディスクを取り出したところ、不幸中の幸いでハードディスクは無事で、データのサルベージはできました。

ただ、サーバ機の代替えを作ろうと思ったときに、いくつか大きな問題が出てきました。
Mac OS Xを使うと、Webサーバの復旧はものすごく簡単なので助かったのですが、マシンとサーバOSをマッチングさせるのに少し時間がかかったのと、一番大きかった問題としてMLサーバの過去ログを新サーバに移行する作業がありました。
ただ単に、データをコピーしただけでは、うまく機能してくれません。

MacOSXでサーバー稼業様のスクリプトに救われ、Mailman documentation Wiki様の記述でデータ移行の方法を学び・・・なんとかMLサーバの復旧が完了しました。