2013年6月25日火曜日

愛媛大学教育改革促進事業(愛大GP)に採択されました

平成25~26年度の実施計画で、学内競争的資金の愛大GPに申請しておりましたが、採択されたとの連絡をいただきました。

申請したテーマは、「重症心身障害児に適切に対応できる特別支援教育教員養成カリキュラムの開発:医療的ケアを中心とした学際的知識・技能の養成」です。

重度の身体障害・知的障害を合併し、医療的ケアが定常的に必要な重症心身障害児とその家族が、安心・安全に学校や地域での生活を送るためには、保健医療福祉領域の専門職種だけではなく、専門的知識・技能を有する特別支援学校教員が必要不可欠です。特に、医療的ケアについては、教育現場でも知識・技能が不足しており、子ども・保護者・担当教員・学校看護師・養護教諭等にとっても大きな負担となっています。本事業では、重症心身障害児の学校・地域での生活を支援するために、医療的ケアの専門的知識・技能を有する教員を要請するカリキュラム(授業・演習等)を開発することを目的としています。

また、本事業の実施にあたっては、近隣の医療機関の先生方から、協力のご快諾をいただいております。快く協力を約束いただいた先生方に、この場を借りて深謝いたします。

本事業では、主に学部生と大学院生(派遣された現職教員含む)が養成の対象となりますが、教育現場での医療的ケアの実態を促進するためには、現職教員の養成も必要不可欠です。本事業の申請時には、近い将来、現職教員養成研修も立ち上げることを明記しており、大学としてもその方向性に賛同してくださっています。そのため、学部生・大学院生への授業・演習の内容を検討するとともに、現職教員が特別支援学校で医療的ケアを担当するために受講と修了が求められている医療的ケアの研修(第三号研修)の登録研修機関として起ち上げ、登録手続きを進めていく予定です。

近日中に、当該プログラムの詳細や第三号研修実施に向けた経過報告を、このブログでもお知らせしていく予定です。ご期待ください。