近年、障害の重度・重複化が指摘されておりますが,ご存じの通り,愛媛県内にも多数の重症心身障害児が存在しております。一方で,愛媛県の特別支援教育,及び保健医療福祉の現状を鑑みるに,重症心身障害児とその保護者が,安心・安全に地域で生活する上で多くの課題・困難が残されています。今回の公開シンポジウムは,こうした愛媛県の重症心身障害児者への特別支援教育・保健医療福祉の現状を,様々な立場から話題提供いただくことで俯瞰し,喫緊の課題を明確にするとともに,早急に対応を検討することを目的に企画いたしました。
なお,当日は,4社の企業様にご協力いただき,重症心身障害児等を対象とした福祉機器・医療機器を展示いただきます。当該テーマ,及び機器展示に興味・関心がおありの皆様は,お誘い合わせの上,参加いただけましたら幸いです。
重症心身障害児の就学前から就学期にかけての総合的な地域生活支援
日時:平成24年12月26日(水)13時〜18時40分
場所:愛媛大学総合情報メディアセンター メディアホール
主催:愛媛大学 教育学部 特別支援教育講座(苅田 知則・樫木 暢子)
共催:愛媛県教育委員会
<開場>12:00~
福祉機器の展示<第1部>13:00~14:30
パネリスト- 安藤有紀(松山市児童発達支援センターひまわり園)
- リハビリテーション・セラピスト(総合リハビリテーション伊予病院)
- 下川和洋氏(NPO法人・地域ケアさぽーと研究所理事)
~休憩~
<第2部>15:20~16:50
パネリスト:対談- 中田香穂里・美智子(在宅障害者本人・ご家族)
- 樫木暢子(愛媛大学教育学部 特別支援教育講座 講師)
- 下川和洋氏(NPO法人・地域ケアさぽーと研究所理事)
<ワークショップ>17:00~18:40
福祉機器のデモンストレーション参加業者
<パネリスト紹介>
下川和洋氏(NPO法人・地域ケアさぽーと研究所理事)長年,重症児の教育に携わり,医療と教育研究会を主催されています。
著書:医療的ケアって大変なことなの?(ぶどう社)