シンポジウム:「医教連携」の視点から考える特別支援教育教員の養成
今日、学校現場は、いじめや不登校などの心の問題、アレルギーや医療的ケアなどの健康上の問題、発達障害等に関わる情緒・行動上の問題など、様々な現実的諸問題に直面しています。こうした諸問題に適切に対応するには、教育領域の知識・技能だけではなく、保健医療福祉領域の専門職の連携が必要不可欠です。特別支援教育分野においても、前述した諸問題に対応できる特別支援教育教員を養成することが喫緊の課題となっています。愛媛大学教育学部特別支援教育講座では、愛媛大学地域連携プロジェクトと愛媛大学教育改革促進事業(愛大GP)の助成を受け、教育現場で直面しうる諸問題に対応できる教員を輩出することを目的とし、医療と教育の連携(医教連携)による養成プログラムを開発・試行してきました。このシンポジウムでは、地域連携プロジェクトと愛大GPによる取り組みの成果を報告するとともに、医教連携の視点から特別支援教育教員の養成について討論をしたいと考えています。