2006年4月5日水曜日

アップル、iPod用の音量制限設定ソフトを提供

「iPod」は最近売れに売れていますから、多くの人が所有している、もしくは知っていると思います(カーリーも研究用に1個持っています)。


アップル社は、「iPod」のメーカーであり、「シビれるMac」のメーカーでもあります。そのアップル社が、3月30日に、「iPod」の最大音量をユーザが簡単に設定できるソフトを無償で提供しました。WindowsとMacそれぞれに対応しています。このソフトの機能を用いることで、保護者は子どもの「iPod」の最大音量をロックでき、騒音性難聴を予防することができます。


ポータブルプレーヤーを大音量で聞き続けることで、4000Hz周辺を中心に聴力が低下(次第に低音域も低下)する騒音性難聴の問題は、一般にも知られるようになってきていますが、まだまだ知らない方もたくさんいます。特に、未成年の場合、騒音性難聴の危険性を知らずに、ヘッドホンをつけて大音量で音楽を聴くことも多いでしょう。


アメリカ合衆国では、iPodを聞き続けることで騒音性難聴になる可能性があると、アップル社に対して訴訟を起こした人もいるとのことです(関連記事)。今回のソフト提供は、そうした動きに対応するための措置のようです。


しかし、この関連記事によると、「iPod」は115dB以上の音を出力可能で、1日28秒以上聴き続けると騒音性難聴になると訴状には書かれてあったとのことですが、この点については「iPod」だけではなく、携帯電話やその他のポータブルプレーヤーを比較しながら試してみたいところです(まぁ、実際にはメーカーが既にやっているだろうけど)。


それよりも、日本では携帯電話でも音楽を聴くことができる機種がたくさんありますから、個々のメーカーが対応するだけではなく、学校や社会で子どもに対する健康教育を徹底して行う必要がありそうですね。


関連記事(アップル社)

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