今日は、障害児教育講座の修論と卒論の発表会でした。
やはり、これもある種の儀式ですから、カーリーもネクタイとめがねをコーディネートしつつ、スーツで発表会に臨んだのでした(笑)
修論に関しては、個人情報の保護、倫理上の問題から、フィールドワークや事例研究をされた方の多くは、検査結果や観察データを示せないまま、論を進めなければならない苦しさが、発表にもでていたかなというのが印象です。また、質疑応答の時間が短かったかなという印象はありました。やはり修論になると、ある程度ディスカッションできないと、お互いに消化不良のまま終わってしまいそうです。
卒論は、実践としてすばらしいことをしており、ある種その集大成を作品として発表しているという印象があります。ただ、特別な配慮や指導の効果を説明する場合、多くの人が応用行動分析や模倣学習(およびその背景にある学習理論)を暗々裏に用いているのに、先行研究や理論についてはほとんど触れられていませんでした。
せっかく理念も実践もしっかりしているのに、理論とそれに基づいた方法論を裏づけられていないと、行き当たりばったりに実践をやっていると誤解されてしまう危険性もあります。その点が、今後の課題かなと思います。
今年は1年目で指導学生がいなかったので、ある種オブザーバー的な参加でしたが、来年度は当事者の仲間入りです♪
ゼミのみんな、がんばろうねー ;-)
0 件のコメント:
コメントを投稿