2007年5月2日水曜日

厚労省、盲ろう者の実態調査へ・自治体に介助促す

厚生労働省が,5月にも盲ろう者の実態を把握するため,初の全国調査に乗り出す方針を固めたそうです。盲ろう者向けの介助事業(2000年度より開始)を実施していない自治体が半数近くあることがわかったことがきっかけだったとのことです。


私の授業でも紹介しているように,盲ろう者は全国に1万3000人いると推計されていますが,東大先端研の福島智氏らの話では実際には2万人くらいはいるとのことです。私が東大先端研に勤務していた時から,すでに全国調査の必要性は提案されていましたが,ようやく国レベルで調査が行われることになり,盲ろう者の人数,支援・介助等に関する当事者のニーズ,及び支援・介助をしている人々のニーズが抽出されようとしています。


結果が報告されるまでには時間がかかるでしょうが,愛媛県でも「えひめ盲ろう者友の会」や「ふうわの会」を中心として調査が行われるだろうと思います。また調査の様子がわかれば,随時報告したいと思います。


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