2008年10月20日月曜日

フィリピン大学教育学部の視察に行ってきました

9月末に,大学の仕事でバタバタとでフィリピンに行ってきました。 昨年後半に学術交流協定を締結したフィリピン大学教育学部の附属学校や,フィリピンの特別支援学校の視察を視察するために。



フィリピン大学教育学部は,メトロ・マニラのひとつであるケソン市にある,ディリマン校の中にあります。 一つ目の写真は,本部のある建物から,大学のゲートやケソン市中心部に面したメインストリートを撮影したものです。 広大な土地に,USAの大学のようなアカデミックな雰囲気の建物が建ち並び,美しかったです。





車で一般道を走ってみると渋滞がすごいんです・・・信号がほとんどなく,みんな車線を守らないので,まさにカオス状態 :-!  ちょっとレンタカーを借りて運転しようなんて勇気は出てきませんでした。



話は変わって,フィリピンの歓迎の仕方がすごいんですね。 日本の田舎に行っても,同じような歓迎を受けますが,「食え食え飲め飲め」で,「もう食えませーん」って言っても,「ダイエットは明日からで良いんだよ〜♪」・・・で,歌って踊って,また食って・・・


現地の方は,朝・昼・おやつ・夕・夜の5回,かなりしっかり食べるそうです。いやー,パワフル =-o
二枚目の写真は,観光の途中に昼食として食べたバーベキュー料理です。これも鶏肉とライス,スープ,春巻きが山盛りで・・・


確かにどの料理もおいしいんだけど,帰ってからの体重がこわかった・・・ :-!





さて,視察について少し触れておきます。


今回,フィリピン大学教育学部には附属特別支援学校がないとのことで,近隣の私立特別支援学校を紹介してもらい,見学してきました。


訪問先は「The Independent Living Learning Centre」という名前で,「Independent Living」となっているように,まさに社会的自立を促進するためのソーシャルスキルや,コミュニティーに参加するスキルを目指した施設設備でした。1クラス平均8人のクラス編成で,対象としている障がいとしては,知的障がい,肢体不自由,発達障がいが主だそうです。



視察した際には,利用者がほとんどいなかったため,実際の授業や活動を見学することはあまりできませんでしたが,施設長である作業療法士(OT)の先生が,一通り施設設備を概説してくださいました。就労指導のため,本格的なクリーニング店やカフェの設備がありましたし,日常生活指導のため,ダイニングやリビングがあり,劇などのイベントを開催できるようになっていました。イメージとしては,リハビリテーションセンターに近い印象でした。カーリーが集中講義で行っている九州保健福祉大学の言語聴覚療法学科には,日常生活場面でのコミュニケーション指導を行うために,本格的な居間や商店街のセットが棟内に設置されていますが,施設・設備のねらいとしては,共通しているように思います。実際に実習や就労で現場に出る前に,現実の仕事や生活をリアルに,かつ擬似的に体験学習できる場というのは重要だなぁと感じました。



長くなりそうなので,まずは第一報として。

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